映画「トゥルーマン・ショー」笑いあり涙ありのヒューマンコメディドラマ|あらすじと感想・名言

トゥルーマン・ショー(原題:The Truman Show)は、1998年に公開されたアメリカ映画です。

 

シーヘブンという離島で保険会社のセールスマンとして働くトゥルーマン

自分の人生が少し変だと感じ、実は自分の人生は「演出された作り物」なのではないか?

と疑問を抱き、周囲を不審に感じ始めて…。

 

設定だけを見るとなかなか重たそうなストーリーな気がしますが

楽しく気軽に見られるヒューマン・コメディ・ドラマに仕上がってます!

評価:8.0/10点

あらすじ

「おはよう!…念のために、こんにちは!こんばんは!そして、おやすみ!」

いつも、お決まりの挨拶をする明るい青年トゥルーマン(ジム・キャリー)。

 

彼の人生は生まれた瞬間から24時間撮影されていて、

リアリティ番組「トゥルーマン・ショー」として、365日休むことなく世界220ヵ国で放送されていた。

万里の長城に匹敵する巨大なドーム内に作られた理想郷「シーヘブン」で、小国ほどのキャストが協力して番組を作り上げている。

そんなトゥルーマンの10909日目から映画は始まります。

 

突然空から落ちてきた「シリウス」と書かれた照明器具。不自然に新製品を勧めてくる妻、メリル。

自分の上にだけ土砂降りの雨が降ってきたり、故障したカーラジオから聞こえてきたエキストラに指示を出している無線。

学生時代に出会った忘れられない女性ローレンが言っていた「皆があなたを見ていて、あなたの前で芝居をしているの!」という言葉を思い出して

「私を探して!」と言ったローレンに会うためにシーヘブンを出てフィジーへ行こうとするが…?

 

THE TRUMAN SHOW – Trailer ( 1998 )

 

【基本情報】

監督:ピーター・ウィアー

出演:ジム・キャリー(トゥルーマン) ローラ・リニー(メリル) エド・ハリス(クリストフ) ノア・エメリッヒ(マーロン) ナターシャ・マケルホーン(ローレン)

上映時間:102分

 

評価

ストーリー

映画の始まりは、トゥルーマンが鏡に向かって語り掛けているシーンから。

映画内の番組「トゥルーマン・ショー」で出演している奥さん役、親友役が

インタビュー形式で喋っている映像が流れて、トゥルーマンの10,909日目が始まります。

 

自分の日常が誰かに操作、演出されているなんて陰謀みたいな設定

シリアスな映画に仕上がりそうですが、コメディ要素がふんだんに盛り込まれていて

重たい気分になることはなく、気軽に何度も見たくなるお話です。

 

トゥルーマンの上だけに雨を降らせたり、知らないはずの人が「やぁ、トゥルーマン」って言っちゃったり

「うぇぇえ?普通そんなミスするか!?」って思っちゃうところですが

そもそも設定が普通じゃないので、そこはコメディを見るつもりで受け入れておくと見やすいですw

 

コメディ感満載ですが、しっかりとしたヒューマンドラマがあって

トゥルーマンにスポットしているので出番は少ないですが、ロマンス要素もあります。

この映画の数少ない貴重なロマンス要素をネタバレするのは惜しいので書きませんが、僕的にはかなりグッときました!

 

キャスト・キャラクター

この映画は、ジム・キャリーが演じるトゥルーマンの人間性、キャラクターが非常に好きで

あらすじにも書いた 「おはよう!…念のために、こんにちは!こんばんは!そして、おやすみ!」

このセリフに彼のすべてが詰まっているって感じですw

(会えないかもしれないから)念のために、とか。おやすみ!まで言ってるとことかw

 

映画の中の登場人物が番組「トゥルーマン・ショー」の登場人物を演じているので、ほかの出演者はかなり特殊で、

奥さん役のメリルを演じるハンナ・ジルを演じるローラ・ハニー。みたいな。ややこしいΣ(゚д゚)!!!

この女性キャスト、ヒロインと呼んでいいものかわかりませんが。w

メリル(ローラ・ハニー)とローレン(ナターシャ・マケルホーン)がとても美しい。

もちろん容姿で採点はしてませんよ。ほんとです。演技も見ていますよ…。

 

親友マーロン(ノア・エメリッヒ)のネタを知って見ているこっちすら信用させる演技。

番組制作者クリストフ(エド・ハリス)の歪んだ愛情で我が子を愛でる親のような演技。

ただ、一番はトゥルーマンという素敵なキャラクターです!

 

演出(映像・音楽)

映画の導入部分ではトルコ行進曲などのリズミカルな音楽で、ワクワクする気分で見始められます。

オリジナルのサウンドトラックもかなりいい音楽が多くて、音楽による演出面も素晴らしいです!

 

映像の演出が結構くせ者で、リアリティ番組「トゥルーマン・ショー」を見ている視聴者目線っぽい設定なので

古臭いわざとらしい宣伝みたいなシーンとか、アメリカンなコメディシーンの演出が「あえて」入ってたりするので

ストーリーや設定を受け入れやすくするための演出(多分)と受け入れられると楽しくみられると思います!

僕は割とすんなり受け入れられたので、かなり楽しめました!

 

気軽に見れる軽快なコメディ映画!しかし、グッとくる場面も多いヒューマンドラマ!

シリアスっぽい設定を、軽快でリズミカルなコメディで見られる映画ですが、

設定を無駄にしないしっかりとしたヒューマンドラマとロマンスがあって

かなりグッときて、涙が出てくるようなシーンもある素晴らしい作品でした!

 

胡散臭さやわざとらしさがある演出が作品にマッチしていて

何度か繰り返し見ても新しい発見がある面白い映画でした!

 

最後に印象に残ったシーン、セリフを紹介して終わりにしますが、ここからは少しネタバレを含むかもしれないので

映画が気になった方は是非とも先に映画を見てください!おすすめです!

 

印象に残ったセリフ・名言

「おはよう!…念のために、こんにちは!こんばんは!そして、おやすみ!」

何度も紹介しましたが、トゥルーマンのお決まりの挨拶で、本作一番の名言といっても過言ではないでしょう!

いやぁ、ほんと素晴らしい挨拶ですよね!

僕たちは、いつもこれから何が起こるかわからないわけですよ。

もしかしたらもう会えないかもしれない人に、伝えられないかもしれない未来の挨拶を伝えておく。

これは是非とも使ってみたい挨拶ですw

 

物語冒頭では、明るい青年をあらわす挨拶、終盤では世界のスターとしての挨拶。

最初から最後までトゥルーマンの人柄をうまく表現した素敵な挨拶です。

 

所々に散りばめられた宣伝

主に奥さんのメリルが宣伝することが多いんですが、

「これ一本で刻んで、おろして、皮もむける万能調理器よ!」とか

かなりわざとらしくズームアップして言い出すから、思わずフフッってなりますw

 

親友のマーロンは、トゥルーマンと一緒にビールを飲みながら

「これぞ、ビールだ」と言うくらいで、割と自然に宣伝してくれるんですけどねw

 

毎朝トゥルーマンを広告の前で立ち止まらせて世間話をしてくるおじさんがいたりとか

こういった要素をじっくり見るのも2回目以降の視聴では楽しめますw

 

How’s it going to end(この先の運命は?)

学生時代の回想シーンで、トゥルーマンの忘れられない女性ローレンがつけていた缶バッジに書いてあった言葉です。

一人のエキストラとして出演していたローレンは、トゥルーマンと話すことは許されておらず

それでもトゥルーマンを想っていたローレンは、彼に「皆があなたを見ていて、あなたの前で芝居をしてるの!」と伝えてしまいます。

 

しかし、父親と名乗る人物が登場して「娘は統合失調症だ。過去にも同じようなトラブルを起こした。」とローレンを連れ去ってしまいます。

実際に僕が同じ状況に立ったとして、たぶん信じるのは父親らしき人物だろうなぁ、と思いましたw

「皆が見ていて、芝居している」と「統合失調症」じゃあ、後者の方がありえそうですし…。

しかし、彼女のことが忘れられないトゥルーマンは信じて会いに行こうとするのだから素敵です!

 

正解でも間違いでも君と一緒だったから…

身の回りで起こる不自然なことに気付いたトゥルーマンが、不信感を募らせているときに

親友マーロンがトゥルーマンに言う思い出話の一部分です。

このセリフかなり良いですよね!

まぁ、実際はクリストフが無線で指示を出して言わせているわけですが…残念!

 

小さいころからトゥルーマンの親友役として出演していて

実際の友達よりも長く一緒の時間を過ごしているにもかかわらず番組側に協力するんですから

とんでもないプロ役者根性というか…。

僕なら番組裏切って味方してしまいそうです。

 

メディアと視聴者

完全にエンディングの話ですが、番組が終わって世界中が感動と興奮に包まれた後

すぐに「次の番組は?」「番組表はどこだ?」と新しい番組を探すシーンがあります。

 

トゥルーマンが生まれた時から見てきて、熱狂的に夢中になってきたはずなのに

余韻に浸る間もなく、すぐに新しい面白い番組を探す…。

結局、視聴者の興味なんてそんなもの。と皮肉なメッセージですね。

メディアと視聴者に限らず、人間の興味なんてやっぱりそんなもの。

 

僕たちの日常生活の中でも、確かに当てはまるなぁ。と思います。

いろんな最新流行、いつの間にか見なくなった芸能人

トレンド食品に注目した美容法、悲しい事件や事故でさえも

人間の興味の移り変わり全てを、この数秒のシーンで揶揄してるような気がします。

 

コメディ映画として気楽に見れるけど、なんだかんだ設定に沿ったメッセージ性があって、

笑えて、感動して、今も通ずるメッセージが含まれている。

そんな映画が20年以上も前からあるのだから驚きです!

映画を見ずにここまで読んでしまった人でも、まだ大丈夫!

まだまだ楽しめる良い映画なので、気になった方は是非見てください!

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