映画「プリシラ」魅力的なキャラクターと楽しいパフォーマンス|あらすじと感想・名言

プリシラ(原題:The Adventures of Priscilla, Queen of the Desert)は、1994年公開のオーストラリア映画です。

 

海辺の町シドニーに住む3人のドラッグクイーン(女装をしてパフォーマンスを行う男性)が、

大陸中心部にある砂漠の真ん中の街アリススプリングで行われるショーに出るために、

入手したバス「プリシラ号」に乗って旅をするロードムービーです。

 

奇抜で素晴らしいデザインの衣装が評価され、アカデミー衣装デザイン賞を受賞しました。

評価:6.4/10点

あらすじ

シドニーに住む3人のドラッグクイーンが、パフォーマンスの仕事や仲間の死、幼いころからの夢などそれぞれの想いを抱え

アリススプリングで行われるショーに出るため、「プリシラ」と名付けたバスに乗って約3,000kmの旅に出ます。

(参考までに、青森~鹿児島が約1,900kmです。)

 

道中、差別的な扱いを受けたり、バスが故障したりとトラブルに見舞われながらも旅を続けるが…。

出会いや別れ、そして歌に踊りに笑いたっぷりのロードムービーです。

 

プリシラ opening theme

 

【基本情報】

監督:ステファン・エリオット

出演:テレンス・スタンプ(バーナデット) ヒューゴ・ウィーヴィング(ミッチ) ガイ・ピアース(フェリシア)

上映時間:108分

 

評価

道中の酒場でパフォーマンスを披露する3人

ストーリー

ジェンダーに対する理解は、今ですら十分とは言えませんが、20年以上前の映画ということもあって、かなり酷い扱いを受けるシーンがあります。

それでも強く自分を生きようとする3人の美しさが上手く表現されている作品でした。

 

3人の友情や絆の物語でありながら、それぞれにスポットを当ててみれば

ファミリー映画としてもロマンス映画としても楽しむことができて素敵なストーリーでしたが

欲を言えば終盤のストーリーの起伏にもう少しインパクトが欲しかったかなぁと思います。

 

結構ハードな下ネタが多いので苦手な方は少し引いてしまうかも…w

僕的にはかなり面白くて思わず笑ってしまう下ネタが多かったですw

 

キャスト・キャラクター

3人のドラッグクイーンのキャラクターは、インパクトが強くてかなり魅力的です。

それぞれの役者さんの演技もかなり凄くて、特にテレンス・スタンプの演技は見物です。

彼が演じるバーナデットは、3人の中で唯一の性転換者なんですが、本当に女性にしか見えなかったです。

 

フェリシア役のガイ・ピアースのパフォーマンス中の表情もかなり好きで、見ていてめちゃくちゃ楽しい気分になりますw

 

演出(映像・音楽)

女装して口パクで歌って踊るドラッグクイーンのお話ということもあって

歌を口ずさんで踊ったり、音楽を流して踊ったりというシーンが多くて

楽しそうに踊っているシーンを見ると、こっちまで楽しい気分になって自然と体がリズムに乗ってしまいますw

 

その時の音楽のチョイスや魅せ方が非常に良くて、何度見ても楽しい気分にさせてくれます。

 

パフォーマンスも楽しめて、トラブルに立ち向かう3人に励まされる映画

アボリジニの前でパフォーマンス中のミッチ

全体を通して楽しく見れて、パフォーマンスシーンも多く盛り込まれているので、音楽にノリノリ気分になれて面白かったです!

強く自分を持って生きていく様は非常に美しくて、見ていて自分が励まされているような気になりました。

 

誰にスポットを当てても、それぞれのストーリーを楽しめるんですが

ストーリーから「一体どんなメッセージを伝えたかったのか?」がいまいち分かりづらくて

一番伝えたかった部分をもう少し強調して表現してくれても良かったんじゃないかな、と思います。

 

強烈で魅力的なキャラクターと楽しい演出が良かっただけに、メッセージ性の部分が物足りなく感じてしまいました。

ただ、楽しい気分になれた作品なので、きっとまた見たくなるんだろうなぁと思います。

「こんなメッセージを伝えたかったんじゃないかな?」と思った方はコメントで教えてくれると嬉しいです。

 

では、最後に印象に残ったセリフ・シーンを振り返って終わります。

 

印象に残ったセリフ・シーン

移動中のプリシラの上でパフォーマンスをするフェリシア

「自分ではタフなつもりでも、やっぱり傷つく」

道中寄った町で、乗ってきたバス「プリシラ」に差別的な落書きをされたときにミッチが言ったセリフです。

「何を言われても平気だ」って仮面を被って強がっても、誰だって心無い言動を受ければ傷ついてしまうものです。

 

強く生きるっていうのは、何を言われても何をされても、泣かない悲しまないってことじゃなくて

泣いても、悲しんで挫折しそうになっても、自分自身を信じることができるかどうかってことなんじゃないですかね。多分。

 

「都会はイヤだと、さんざ愚痴ったけど、我々には都会しかないのよ」

これも道中の街のシーンで、ゲイへの偏見から罵声を浴びせられ暴力を振るわれたフェリシアに対して、バーナデットがかけた言葉です。

都会の壁が、理解の無い連中から私たちを守ってくれているんだ、と諭します。

 

世の中の理解が深まることが一番の解決でしょうか、でも現実はそうはいきません。

周りの人間に自分を理解してほしいのと同じように、自分も周りの人間のことを理解する努力をした方が…。

僕には、そんな風にも聞こえたりしました。

 

違うよって思うかもしれませんが、それぞれがそれぞれの受け取り方をすればいいと思うんです。

映画に限らず、それが芸術の良さってもんです。

 

パフォーマンスシーン

何度も書きますが、3人のパフォーマンスのシーンは何度見ても楽しいですw

このパフォーマンスだけでこの映画を見る価値があると思います!

 

いやー、きっと忘れそうになったころに、「あ、あの映画また見たいな」ってなるんだろうなって見ている最中に確信しましたw

 

ストーリーについては、ちょっと「もう少し…」と言ってしまいましたが

ちょっとでも気になったら、1回見てほしいですねw

本当に楽しい気分になれると思います!

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